志望理由 学校の目的・狙いはなにか?
小学校受験などの志望動機、志望理由に関して、入学後にミスマッチでこどもが不幸せなことにならないようにという、教育的な面、こども本位の面からの狙いについては別ページでとり上げました。
このページでは、学校運営、学校経営という面からみた志望動機、志望理由の目的、狙いについて触れてみたいと思います。
そもそも、志望動機、志望理由というものは、なぜ学校側がそれを求めるのかという目的、事情をしっかり把握して書かれるべきものであると思います。
学校法人としての、学校としての、受験者に志望動機を求める狙いが解れば、良くあるパターンのようですが、志望校の教育環境をともかく褒め上げて、だからこういう環境で教育を受けさせたいという志望理由がどれだけ見当はずれなことであるのか、良く理解できると思います。
学校というのは言うまでもなく教育機関、つまり「人づくりの場」であり、私学であろうが公立であろうが、学校の社会的評価は「人づくり」の成果、つまり小学校であれば卒業者の進学の実績等で決まるというのが現実です。
この「人づくり」の成果の水準を維持、向上するためには、つまり「いい学校だ」「一流の学校だ」だという評判を維持、向上するためには、できるだけ多くのレベルの高い志望者を集め、その中から教育方針にマッチし「人づくり」の成果を挙げることのできる入学者を確保する必要があります。
模式的に言えば、「いい教育実績を挙げる→評判が上がり志望者が増える→資質の良い入学者を確保できる→いい教育実績を上げる→評判が上がり志望者が増える→・・・」という好循環を続けていくことが評価の高い学校の運営の根幹だということになります。
特に私学の場合は、このような好循環を維持、向上し、好循環から悪循環に陥らないようにすることが、学校経営に直結する基本課題になっていることは想像に難くないでしょう。
あまり受験者が集まらず資質の良い子供を選ぶことのできない学校が、一流の評価を求めて短期間での起死回生や一発逆転を狙っても、「人づくりの場」である教育機関ではどんな手段をとろうが殆ど不可能であることは、これまでの現実が物語っていると思います。
幼稚園受験、小学校受験の志望動機について、敢えて本音剥き出しのように言えば、このように教育実績を求めらる学校としては、志望動機、志望理由という形で、「この志望者は、家庭も含めて本学の方針にマッチし、いいいい教育成果を挙げられるこどもなのかどうか」ということを量っているといえるでしょう。
志望動機、志望理由で志望校の教育環境を褒めても見当違いであり意味がないというのは、このようなことであり、志望動機でアピールすべきは、「このような親の教育方針で育っているこのこどもは、貴校の教育方針の下で良い教育成果を体現できるだろう」ということになります。
小学校受験の志望動機、志望理由の作成においては、このようなことも念頭に置いていただき、ぜひ学校側の目的、狙いと噛み合い、合格につながるものになるよう祈っています
タグ
カテゴリー:志望動機はなぜ大切?
Powered by
Movable Type 4.22-ja
